"俺たちもこのメンバーで野球できるの、この夏が最後になるかもしれないんだよ"
熱く語ってくれた彼の言葉と涙に、心が揺れました。
元プロ野球選手であり、監督であった岡本監督が監督を務める高校で
強豪になることを当たり前のように期待されて
求められるのは強豪高校の3年生としての能力と振る舞い
でも彼らは1年生ばかりで、まだ15歳、16歳のメンバーだけで
その背中にはまだまだ重くて
それでも葛藤しながら必死に闘おうとしてる。
岡本監督の話題もあり
来年はすごい新入生たちが入ってくるかもしれない。
「俺たちはがこのメンバーで野球ができるのも、最後かもしれない。
今回レギュラーに入ったメンバーも、そうでないメンバーも
智辯和歌山相手だけれど
負ければ、もうチャンスは回ってこないかもしれない。
自分の力じゃまだまだ足りないことわかってる…
だから焦ってるんだ…
だから相手が誰だろうと
喰らいつかなきゃならない。
他の学校の3年生も最後の夏かもしれないけど
俺たちも最後の夏になる覚悟で
和歌山南陵と岡本監督という看板を背負って挑む。
泥塗るわけにはいかないから。」
いろいろあるよな。
プレッシャーや焦りや葛藤…
今はまだ感じる必要のないものや
抱える必要のないものもあるかもしれない。
それでも全部を抱え込もうとすることは
これから大きくなっていく証だから。
僕は君たちと一緒にいれて
本当に幸せだ。